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ザウマーゲン [プファルツ地方]

現在、先週末のプファルツ地方の話を連載中。

宿のレストランが用意してくれていためぎたちの席はここだった。
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座るとまず、香ばしくて美味しい黒パンと豚のラード(バター代わりに塗って食べる)がお通しのようにやってきた。
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アペリティフにはビールを頂いた。実は到着時に軽く一杯この地方の地ビールBellheimerをいただいたのだが、それは撮り忘れ。これはミュンヘン近くのErdingというところのビール。ビールはどちらもまあまあ。
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めぎたちは目当ての料理に合わせて白ワインを選んだ。赤でも白でも良いようだが、この地方では白と合わせるのが多いとかで。で、↑上の写真のワイングラスは赤用なので、こちらのグラスが出された。わ~いよいよドイツって感じ♪
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飲んだのはこちら。カビネットのワインをレストランで奮発するのはめぎ家としては珍しいこと。気合入ってます・・・と言っても一本17ユーロ弱で、レストランにしては非常に庶民的値段であったのだが。
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これがとっても美味しかった♡あ、ドイツの白ワインだけど、辛口である。
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そうこうしていると、お待ちかねの料理がワゴンで運ばれてきた・・・この日はこの宿のレストランでその料理のフェストが開かれる日だったのだ。それでここに泊まることを決めたのだが、いよいよですわ~カメラを構えると、写真撮っていいよ、とジェスチャーしてくれたので・・・
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近くに行って撮らせてもらった。ちなみに撮影したのはめぎだけだった。お客さんたちはみんなこの地方の人達で、特に珍しいものではないようなのだ。フェストだからと撮ってSNSにアップしようというような人もいなかった。まあなんと言ってもここは携帯も通じないしねえ。
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↑上のトリミング。これはザウマーゲンという料理。ザウとはドイツ語で雌豚のことだが、プファルツ地方の方言で豚全般を指す。マーゲンは胃。つまり「豚の胃」という料理。
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と言っても豚の胃をそのまま食べるわけではなく、中に詰め物をしてそれを沸騰させないように茹で、こうしてスライスして出される料理。詰め物は豚肉とジャガイモと玉ねぎとハーブ。ハーブは胡椒とマジョランとタイムなど。血のソーセージのようなものを想像していたが、中身はかなりあっさりとしていてヘルシーに感じられるほど。これしか写していないが、付け合せは熱々のザウアークラウト。その他にサラダもあった。
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このザウマーゲンというのはドイツ郷土料理の一つだが、これを食べるドイツ人は現在かなり少数派。めぎの周りは親戚友人知人同僚誰も食べないし、ザウマーゲンを食べに行くと言うと、うえぇぇぇぇぇぇ~!と気持ち悪そうな声を上げてものすごく不味そうなしかめっ面をされるほど。そうは言ってもザウマーゲンがどんな料理かを知る人もほとんどいない。めぎが今までに入ったデュッセルドルフやケルンやハンブルクやベルリンやミュンヘンやドレスデンなどの主要都市の数え切れないほどたくさんのドイツ料理のレストランにザウマーゲンという料理があった記憶もない。ハッキリ言ってドイツ全国的には全く見向きもされない料理なのだ。

しかし同時にこの料理はドイツでは非常に有名である。それは、コール元首相の大好物で、サッチャーさんやレーガンさんやクリントンさんやゴルバチョフさんやミッテランさんなど当時の政治家みんなにふるまったからだ(当時の日本の首相も食べたのかどうかは不明)。コール元首相はこのプファルツ地方の出身で、プファルツ地方訛りのドイツ語を話し、それがプファルツ地方以外のドイツの人々には非常にウケが悪く、彼の訛りそのものがうえぇぇぇぇぇぇ~!なわけで、ドイツを統一に導いたとは言え色々と政治的功罪のある彼には批判も多く名前を聞いただけでうえぇぇぇぇ~!となる人も多く、更に彼のこよなく愛した料理などは食べるまでもなくうえぇぇぇぇぇぇぇ~!のようなのだ。

そんなわけでうちのドイツ人も60歳をこす今の今まで一度も食べたことのない料理だったそうなのだが、先日知人の娘さんがエジンバラに留学するとかでスコットランド料理のハギス(羊の胃の詰め物料理)の話になり、それでこのザウマーゲンのことを思い出し、一度食べに行ってみようという気になったのだとか。いつもプファルツ地方の白い羽ちゃんを愛飲しているめぎもプファルツ地方のワインに興味あったし、めぎは食べず嫌いはないので一度コールさんの好きな料理を味わってみようと思ったわけである。

豚の胃の詰め物という説明だったからすっかり血のソーセージのようなものを想像していたのだけど、あっけないほど野菜主体であっさりヘルシーで、これなら日本の首相だって美味しく食べられたんじゃないかなあと思う。この地方ではこういうスライス状態のがパックで売っていて焼いて食べたりもするようだし、こってりソースを掛ける場合もあるそうだが、ここでは茹でたままで出てきて付け合せもザウアークラウトだけでとても食べやすかった。ここのはつなぎも入っていないので、ナイフを入れるとバラバラと崩れてしまう感じ。
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野菜主体と言えど結構なボリュームで、一枚食べるとすっかりお腹いっぱい。ザウマーゲンを注文すると前菜やスープなども全く勧められなかったが、おかげで助かったわ~

デザートなどもとても入るゆとりはなく(勧められもせず)、食後は蒸留酒でゆっくりと。レストランに入ったのが18時40分位で、食べ終わったのは20時40分位で、このあと特に何もすることがないのですっかり落ち着いておしゃべり。色なしの方はアプリコットので、色付きの方はプラムのお酒。
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↑このプラムのほうがとても美味しかったので、二人で1グラスをもう一度。これを写したのは21時50分頃。ドイツのレストランというのは時間制がなく、席を予約したらそこに何時間いてもよく、食べ終わってからもずっとそのまま座っていてもよく、ずっといるからと何かを勧められることもなく、ひたすらその日のことやら近くに座っている人々のことやらこの宿の人たちのことなどをあれこれおしゃべりしていた。
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部屋に引き上げたのは22時半頃。星でも撮ろうかなと三脚持っていっていたのだけど、冷えてきたし美味しいお酒ですっかりいい気分だったのでスパッと断念、次の日朝早く起きて散歩に行く方を選択し、サクッと就寝。ネットも通じないのでサッカーの試合結果を見ることもできず、ブログも見られず、ザウマーゲンの薀蓄やらこの辺りの地理やらを調べることもできず、まさに文字通りサクッと。

撮影: Coolpix A, D600 + 20mm(F1.8), Huawei p20 pro
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車で国境をウロウロ [プファルツ地方]

現在、10月20~21日のプファルツ地方の旅の話を連載中。

泊まった宿の朝食会場。
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とってもオースドックスなドイツの朝食をいただき・・・
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二人で夕食込みで全部で166.7ユーロを払ってチェックアウト。朝食込みの宿泊が二人で99ユーロで、ビール4杯とワイン1本と蒸留酒3グラスとザウマーゲン2人分(お通しのパンやサラダや付け合せを全て含む)が全部で67.7ユーロだったというわけである。安くもないが決して高くない。これだけ充実してて一つもケチらずに飲みたいものを飲んでこの値段で済んで大満足。

さようなら~
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そしてめぎたちは帰りの途に着いた。ここからはフロントガラス越しの撮影。まずは先日ご紹介した道を200mほど進んでフランスに入り、そこから1kmほど進んでWeilerという集落に入り・・・
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街中をこうして通り抜ける。
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ドイツとほぼ変わらない木組みの街並み。
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そのまま行けばWissembourgという街へ続くのだが、そこへは土曜日のうちに行ったので寄らずに逸れて・・・
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暫く走るとまた国境。
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Allemagne・・・フランス語でドイツ・・・と書かれてて、その向こうにPennyというドイツのスーパーが見え、そのすぐ先には・・・
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Bundesrepublik Deutschlandと、ドイツ語でドイツと書かれている。
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こうしてまたドイツに戻ってきたのだった。宿からここまで6kmほどで、その間に国境を2度越えるという面白さ。これ↑は帰りに撮った写真だけど、土曜日にも何度もここを行ったり来たりして写真を撮ったり街を見たりした。何度国境越えをしたかわからない。

ちなみにドイツだけを通って帰ることも可能。その道も土曜日に一度通ってみた。それはこんな山道。時折自転車ツアーの人達を見かけた。
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結構スピンカーブで、長々うねうねと続く山道だった。
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山の紅葉はイマイチだった。どうも紅葉していると言うより疲れて枯れているという感じなのだ。それでも光を浴びた木々は時折黄金色に見えて美しかったけど。
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山越えをしてようやく村に出てくると嬉しいわね。
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さて、これで旅は終わるのだが、土曜日の宿に着くまでの話をまだ全く書いていない。フランスの街歩きをしたりプファルツ地方のワイン畑を散歩したりした話は、11月になってから。

撮影: D600 + 58mm(F1.4)/ 70-200mm(F4)
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ヴィサンブールまたはヴァイセンブルク [プファルツ地方]

今日からまた10月中旬のプファルツ地方のお話を。

ドイツのプファルツ地方のフランスとの国境付近に出かけためぎたちは、お昼頃フランスのヴィサンブール(Wissembourg、ドイツ語ではWeißenburg=ヴァイセンブルク)に立ち寄った。
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ああ、ここはアルザス地方なのね~ストラスブールから70kmくらいのところ。
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そう言えば7年前の同じくらいの時期にめぎの母と妹を連れてコルマールとリクヴィルに立ち寄ったことがあったなあ。そのとき母が妹のためにコウノトリのぬいぐるみを買ったような気がする・・・もちろんある願いを込めて。いやはや、あれから7年かあ・・・

そんなことを思い出しながら街歩き。ここはチーズ屋さん。
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中もちょっと覗いてみた。向こうにソーセージもぶら下がってる♪
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そこからちょっと歩くと市庁舎前広場に出た。
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土曜日の市が開かれていた。
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ここはドイツと言われてもそうですかと言ってしまいそうなほぼ同じ街並み。でも、お店の表示のドイツ語を見ると小さな間違いがあちこちにあって、ああやっぱりここはフランスなのね、とわかる。昨日ご紹介したお墓に供える花もこの町で撮ったのだが、ご紹介した通り、似てるけど若干ドイツと違う。そんな国境の町での時間を楽しんだ。
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つづく

撮影: Coolpix A
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