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ハンブルクの家族の集い [ハンブルク]

現在、6月中旬の北ドイツの話を連載中。

アルスター湖でちょっと散歩したあと向かったのは、うちのドイツ人の亡くなった父親の奥さんの家。
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父親が亡くなってからあともうちょっとでまる8年になる。これは乾杯の前にお土産を開けているところ・・・お土産はデュッセルドルフの有名なシャンパン・トリュフと、ドイツの有名な俳優の自伝。オペラ歌手だった奥さんには面白い内容かな、と。
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そこへ現れた新しい家族。
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このワンちゃんはマティルデという名前で、姪夫婦が飼い始めた犬。姪たちは2年くらい前から奥さんと同じアパートの上階に住み始め、週に何度も奥さんの様子を見に来ているみたい。だからワンちゃんもこのお家が第二のお家みたいにくつろいでいた。

もう一つ以前と違うのは、今回はデリバリーのピザを夕食にしたこと。奥さんはおもてなし料理ができるほどの体力がなく、姪もこの日は日中忙しかったとのことで、しかも姪の旦那は出張中なので、簡単に出前としたのだった。美味しい手作り料理をともにする楽しみはないものの、訪問の第一目的はオペラ歌手だった奥さんとかつてのオペラ座の話(子役で出ていてその後も舞台の助っ人をしていたうちのドイツ人はその昔同僚だったわけで、彼らには共通の思い出話がゴマンとある)や去年のザルツブルク音楽祭やバイロイト音楽祭の話などをすることだったので、料理で体調を崩されたくなくて(本当はこの訪問、去年するはずだったのだけど、料理を振る舞うと意気込んでいた奥さんが直前に体調を崩してキャンセルとなったのだった)、ピザでも取ろうよと提案したのだった。めぎはピザが苦手だけど、でも一年に一度くらいはまあまあ美味しく食べられるしね。
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デザートは姪の手作りだが、甘かった・・・久々に甘すぎて辛かった・・・
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姪とワンちゃんは食後自宅へ引き上げ、めぎたちはそれからずっとロゼワインをお供にオペラの話をし続けた。すっかり老いた奥さんだけど、オペラとオペラ歌手や指揮者の話となると記憶もバッチリ話も明晰、最近の動向もラジオやテレビでしっかり抑えていて、めぎなどよりずっと詳しく論評も鋭い。まあ本職のプロのオペラ歌手だったのだから、アマチュア愛好家のめぎなど足元にも及ばないのは当たり前だけど。これぞアーティストと言うか、奥さんは本当に歌に生きたのよね。
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歌以外のこととなると全く何もできない。もう料理もほとんどしないし、買い物も電話で手配して配達を頼んでいて、散歩にも行かずほとんどうちから外へ出ていないらしい。つい先日などは、姪と一緒にバレエを見に行く約束をして高いチケットも手配したのに、当日になって体調を崩し、姪は急遽友人と見に行ったとか。
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そんなわけなので、奥さんの負担がかからないようにめぎ家は掛け布団と枕も持参、朝食もコーヒーを飲んだだけで朝9時頃お暇した。おかげでオペラについていっぱいおしゃべりできて、うちのドイツ人も奥さんも大満足。よかったよかった。そうそう、義母ではなく「奥さん」と書いているのは、この奥さんが父親の3人目の奥さんで、その再婚はうちのドイツ人が30歳を超えてすっかり独立してからのことで、母親だという意識がないから。と言っても他人でもなく、やっぱり家族の一員なんだけどね。実際奥さんは、うちのドイツ人の本当の母親よりもよっぽどずっとずっと、うちのドイツ人やめぎや義妹や姪のことをあれこれ気にかけて心配したり一緒に喜んだりしてくれているのだ。

それからいつものように父親のお墓参りをした。
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そしてめぎたちはハンブルクから車で1時間半ほど離れたうちのドイツ人の妹の家へ向かった。
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