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白アスパラを味わう [食べ物・飲み物]

今日も昨日に引き続き、白アスパラのお話を。

1kg9ユーロの白アスパラを1kg購入してドイツ風に夕食のメインディッシュとするのは、めぎとうちのドイツ人の一週間に一度の贅沢&最も楽しみな時間。
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白アスパラは基本的に茹でて熱々を食べる。白アスパラ専用の鍋もあって、それにはこんなザルがついていて、鍋からサクッと取り出せるようになっている。茹で時間は好みと太さによるが、5~10分くらい。さっと茹でて、というものではなく、しっかり茹でる。
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茹で時間に次いで重要なポイントは、白アスパラは皮を剥いて茹でること。皮は硬いので、結構厚手に皮を剥く。ここでもったいないと躊躇しないのが重要。
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1kgの太い白アスパラの皮を剥くのはそこそこ時間がかかるが、その時間も毎週末のお楽しみ。皮を剥いたのも売られているし、市場では大きな皮むき器があってその場で剥いてくれるサービスもあるが、めぎはオススメしない。白アスパラは鮮度が命で、買ったその日の夜に食べること、茹でる直前に皮を剥くのが最も美味しい。日本のもので例えるなら、とうもろこしと同じ感じかな。

で、めぎ家の金曜日の夜は白アスパラ。その週の仕事を終えた後の白アスパラは格別。4月から5月前半はドイツのシュヴァルツヴァルト風生ハムを付け合わせにしたのだが、後半はイタリアのプロシュートにした。
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オランデーズソースでいただく食べ方もあるが、めぎ家は溶かしバターで。その方が白アスパラその物の味を楽しめるから。
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白アスパラはメインディッシュで、お代わりもする。茹でたてを熱々のまま食べるのがドイツ風の食べ方。
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もちろん焼くとかグラタンにするとか、他にも色々食べ方がある。でも、うちのドイツ人が茹でて食べることにこだわるのは、その後茹で汁でスープを作りたいから。白アスパラを茹でた後、その茹で汁に剥いた皮を入れてじっくりと煮出す。それを使ってこんなふうなスープにし、白アスパラを茹でるときに予め切り落としておいた下の硬い部分を具にする。このスープを週の間に2~3回食べている。
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何度も書いたように、ドイツにはグリーンを食べる習慣がないのだが、ここ数年売られるようになって、うちのドイツ人もチャレンジ。彼はやっぱり丸のままバターで焼いて食べるのが好み。YAPさんのコメントにあったベーコンをまいて焼くという案を伝えては見たものの、この1本を切ってしまうというのに抵抗があるようだ。
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グリーンも意外と美味しいんだよ、と彼は先週末のドイツ東部の旅の最中に母親と叔母に話していたが、80を超えた彼女らの反応はイマイチだった。ドイツ人的には、白アスパラの習慣は春~初夏の喜びと結びついていて、日本で言えば山菜とか筍とか初鰹のような、心躍るものなのだ。美味しい伝統料理をなんでグリーンにする必要があるのか?そんな外国の食べ方なんて取り入れなくてもよろしい、という感じだった。思えばドイツには外国人の数が増える一方で、彼らの中には白アスパラの食べ方を知らない人も多い。ドイツ人でも若い人はスペインとかイタリアとかでグリーンを食べてそちらの手軽さを気に入った人も多い。もしかしたらドイツ本来の食べ方のほうがいつか劣勢になるのかも知れないな、とふと思った。何しろ白アスパラは手がかかるのだ。食べるのも、育てるのも。

新ジャガを買った日は、ジャガイモの皮はむかずに。春の味わいから初夏の味わいへ。白アスパラの時期はあと2週間ほど。
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撮影: D600 + Voigtländer Ultron 40mm(F2)/ Nikkor 70-200mm(F4)
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