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まさかの出来事 [カメラのこと]

今日は全く違う話を予約投稿していたのだけど、まさかのことが起こったので記事を変更。

ここはこの年末年始に行ったボルネオ島マレーシア領の州都コタキナバルのナイトマーケット。
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ここでめぎが意識したことは、市場を人を入れて撮ること・・・旅先ではただ市場で売られているものを撮るだけでももちろん面白いのだけど、本来は、ここで売り買いしている人々がいてこその市場。観光客もたくさん来るところだけど、現地の人々の暮らしと息づかいがよく見えるところでもあるので、できるだけ人を入れて撮影したのだった。
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今時は肖像権の問題もあるし、人にカメラを向けるのは難しい。でも、人のいない市場の風景なんて、写真に力が無いとも感じる。市場に限ったことではないが、敢えてカメラを向けることでここの人たちとのコミュニケーションが生まれ、共にそこに存在して撮る自分を意識し、責任も負う。そして、今のここの様子を撮り納めておくという意義も生まれる・・・先日のガラスのネガじゃないけど、やっぱり後世に伝わったときに最も人々が興味を持つのは、そこに生きていた人々なのだと思うから。拙いめぎの写真だけど、撮るならそういう現代の息づかいを伝えられる写真を撮りたい。そして、そういう写真こそ世の中に公開して残しておく価値があると思うのだ。綺麗で美しい風景や花の写真はめぎが写さなくてももう世の中にいっぱいいっぱいあるのだもの。
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そんな思いで撮った写真たち。熱帯地方の夜は暑くてとてもフルサイズのカメラを持ち出す元気はなく、1インチのV3でお手軽に、レンズも18.5mm単焦点(換算50mm)一本で。ISOを800に固定し絞りを開けて露出を下げてフラッシュ無しで写したのだが、ちょっと暗過ぎちゃったな~とかピントずれちゃったな~とか手振れしちゃったな~というのが多かったし(もっとカメラを信頼してISOをオートにして露出を上げておけばよかった)・・・
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面白いネタになるな~と思ったけど余計なものが写り込んでて残念というのも多かったのだけど・・・
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ここで割と明るくて構図的にもまあまあでピントもあって、しかも向こうから目線をもらうという決定的チャンスをものにできた写真がこれだった。
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しかしこれも↑左端にいらないものが写り込んでいる。でもそれほど大きくないので若干トリミングし、昨年春から毎月チャレンジし続けていたフォトコンテストにダメ元で提出したのだった。それが佳作に入選したのである。

入選したのはこちら(ずっとずっと下の方にめぎのが載っている)。どうやらリンク先の画像を他のサイトには埋め込めないので、下にもアップ。少し大きめサイズでアップしたので、クリックするともう少し細部まで見ていただける。タイトルは、「売る人・選ぶ人・見る人・撮る私」。
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しかし、これがまさかの入選・・・そりゃもちろんコンテストに応募するからには受賞を夢見てする訳だが、昨年春から約一年近く毎月応募し続けて、自分では自信作でもどれもこれも鼻にも引っかからなくて、もっと一から勉強しないとダメね~と思っていた矢先のこと。どうかな~とドキドキしながら受賞作発表日を待った以前と違って最近はもう発表日の日付さえ忘れていたので、朝起きて突然のたくさんのお祝いメッセージにびっくり。選者の先生のコメントを読むとタイトル勝ちしたみたいだけど、写真はタイトルも含めて作品なのだ、とも改めて思い知らされる。それにしてもフルサイズカメラと高いレンズであれこれ考えて撮ったのは全然ダメで、1インチでパシャッと撮ったのが入選するなんて。ホント、写真は機材じゃないんだわね。それに、トリミングなんて御法度かとも思っていたけど、トリミングしたのが佳作に入るってことは、そういう仕上げもアリってことなのね。最初からバッチリフレーミングするに越したことはないんだろうけど。

入選は嬉しいけれど、え?これが?とびっくりしたのも事実。自分で選んで応募している時点で自分でも悪くないと思ってはいたのだけど、自分的にはもっとあっちの方が・・・と思うのがある。もっと光や影を読んでボケを考えてシャッタースピードとかも調節して撮ったのもあるのにな・・・で、リンク先の他の受賞作品を見てみると、めぎの写真だけ明らかに何かが違う。質というか、色味というか、切り口というか。他の受賞作品の多くはしっかりアートで、光と影の作品なのだが、めぎのはジャーナリズム。めぎは研究の世界でも論述分析ではなくジャーナリズムだとよく批判されたのだが、写真も然り。これはもう、つまりジャーナリズムに向いているのだとお墨付きをもらったようなもので(一枚くらいでお墨付きも何もないが、時の運であろうとまぐれであろうとこれが選ばれたという事実をめぎなりに解釈するとそうなる)、そう自覚して、伝えたいことをしっかり表現出来るように技を習得していかなくちゃ。そして、自分が伝えたいことへもっともっと近づいて踏み込んでいかなくちゃ。

なにはともあれ、今年の春分の日はめでたい春の始まりとなった。今年はダイビングのライセンスと言い、このフォトコンテスト初入選と言い、ボルネオ様々って感じ。撮らせてくれたみなさま、ありがとう。
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次回はドイツの写真で入選したいなあ・・・

撮影: Nikon 1 V3 + 18.5mm(F1.8)
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