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カーニバルのとき [小さな出来事]

今年のカーニバルは先日2月23日から3月1日まで。めぎ家はカーニバルとは縁遠い生活を送ったが、その中でちらっと写した写真をご紹介。

カーニバルといえばベルリーナーという菓子パンを食べるのがドイツの習慣(地域によって名前が違うがモノは同じ)。2月23日、パン屋さんにはベルリーナーがいっぱい積まれていた。
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めぎ家も一つずつ。ドーナツみたいな甘い揚げパンで、中に柔らかいイチゴジャムが入っているのが定番。カーニバルになぜベルリーナーを食べるのかはナゾ。
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カーニバルはキリスト教の特にカトリックのお祭りで、イースターまでの断食(断肉)期間に入る直前のどんちゃん騒ぎ期間。カーニバルを祝うドイツのカトリック地域(主にドイツ南部)ではその期間休みになる学校もあるのだが、めぎの学校では木曜日の午後と月曜日のみが休みだった。特にその月曜日というのは、祝日ではないのにデュッセルドルフ中の学校や会社が軒並み休みになる不思議な日。スーパーなどの店も多くが閉店。(余談だが、間の金曜日は一日普通に学校があったのだが、休む生徒も多くなんだか全然意味がなかった。)

さらに余談だが、プロテスタントの地域(北ドイツなど)はプライベートでパーティーをする人がいるだけで、町を挙げてのパレードなどはなく休みでも全くない。ついでに言えばカーニバルという言葉も使わず、ファッシングという。それで、めぎたちのような町を挙げてのカーニバルどんちゃん騒ぎに興味のない人たちは、外の喧噪を避けてうちに籠もるか、カーニバルのない地域へ小旅行に出かけるという訳である。方や、デュッセルドルフはカーニバルのパレードにおいてはドイツ国内で3本の指に入る有名な地(あとの2つはケルンとマインツ)。デュッセルドルフに住むアマチュアカメラマンとしては、そしてドイツ文化を紹介するブロガーとしては、カーニバルこそ撮りに出かけるべきなのだろうな。が、寒い時期だし人も多いし・・・と、なかなかそういう気になれず。今までカーニバルのパレードを見に出かけたのは15年で3回だけである。日本でもお祭りを見に行ったことはほとんどないめぎなので、そういうもともとの趣味嗜好ってどこに住んでも変わらないと感じる。

今年はカーニバル初日の木曜日、所用でちょっと旧市街近くまで出かけ、その際にほんの少しだけ撮影。これから市庁舎前広場の催しに出かけるらしい人たちが続々と旧市街へ向かって歩いていく。普通の恰好をしているめぎはもうこの時点で浮きまくり。というのも、カーニバルで大切なのは、仮装することなのだ。町を挙げての仮装大会というか。木曜日の午前中に学校で授業のあった先生方は仮装して行かなければならなかったし、生徒たちもみんな仮装して登校する。仮装というのはこの女の子たちのようにちょっとぴかぴか光るようなものを頭につける程度でも良いのだが、これを見守るクマさんのような着ぐるみなら尚良い。着ぐるみはこうしてこの写真だけ見ると異様だが、ここでは決して浮いていない。まわりにもたくさん目につくのだ。
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向こうからやってきたちんぴらさんたちは、昼前からもう酔っている。がんがん音楽をならしながら、そして音痴に怒鳴り歌いながら歩いていくこんなちんぴらさんたちなのに、ほら、ピンクのウサギの着ぐるみを着ている若者も。ダサイ恰好でもなんでも仮装することが大事。いや、ダサければダサイほどいいかも知れないほどみんなダサイ。これがドイツのカーニバルなのだ。
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↑彼らに声をかけて写真を撮らせてもらえば面白かったのだろうけど、ちょっと躊躇してしまった・・・酔っぱらった若者たちに絡まれたら嫌だなあと。通り過ぎていった彼らはめぎにニーハオ!コニチワ~と陽気に挨拶していき、お願いしたらもしかしたら喜んで撮影大会させてくれたかも知れないけれど。

若者だけではない。大人も大まじめに仮装。ちょうど知り合いが仮装してきたところに出くわしたので、こちらは頼んで記念撮影させてもらった。ドイツ人のこの弾け方ってちょっと怖いわね。
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こうして思いっきり弾けたあとは、伝統的には断食期間に入る。もともカーニバルの語源は「肉よさらば」という意味のラテン語だと言われていて、断食というより断「肉」。恐らくは、2月から3月にかけて家畜の餌が尽き、まだ野原が青々とするには早過ぎて、その時期に家畜を食べ尽くしたのではないかと言われてもいる。ガチガチのカトリック教徒の人は、これからキリスト復活のイースターまで肉断ちするそうだが、今時のドイツ人はほとんどみんな普通の食事を続けるようである。

撮影: D600 + 58mm(F1.4)、Nikon 1 V3 + 30-110mm(F3.8-5.6)
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