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ダイビング講習の1日目 [2016-17年年末年始 ボルネオ]

昨日から年末年始のボルネオでのダイビング講習の話を連載中。

ここはめぎがダイビング・ライセンス講習を受けたダイビングショップ。この丸いのは、ボルネオの少数民族のものなのだとか。ただのオーナメントなのか、ここのオーナーがその少数民族の出身なのかは、ナゾ。
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大晦日のこの日、ダイビングに訪れていた人たちは約10名。ダイバーたちって超体育会系で、正直めぎは場違いって感じ。うーん、どう考えても、あの人たちの仲間入りが出来るような気がしない・・・
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ここでダイバーズログブックというのをもらう。受けたトレーニングや行ったダイビングの内容を記録するもの。右は教科書。講習が全て終わってから写したもので、ちょっと濡れたりしたので既にかなり年季が入った雰囲気。なんとなく、めぎの努力の象徴のようでとても大事なものだ。
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さて、めぎたちのインストラクターは非常に親日で、アニメのワンピースが大好きだというおじさん(めぎはワインピース見たことないんだけど、ドイツの学生・生徒たちはみんなよく知っている・・・マレーシアでも有名なのね)。減圧症の話の時に、わざわざワンピースのそのシーンを見せてくれたり。めぎより一回り若いのだが、テレサ・テンとか五輪真弓の歌を歌ったりして、妙におじさん臭い。これまた古い表現だが、妙にひょうきんでもある。まずはおずおずと知り合いながら学科講習から入り、5つのセクションのうち1つめが終了。心配の英語も予習のおかげで問題なく、確認クイズも合格。これがログブックに記入された終了のサイン。
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終わったところで限定水域講習に突入。空気の入ったシリンダー(スクーバータンク=空気ボンベ)にBCDという浮力を調節するベストのような形の器材を取り付けるところから。そしていろんな装置の名前の復習。そして重いウエイトベルトをした上に重い器材を背負い(全部で25kgくらいかな)、30℃の暑さの中をこの浜辺から遠浅の海を向こうまでひたすら歩いていく・・・これが辛かった。そうそう、沖縄でも、これが辛かったのよね。暑いし、重いし、こんなの背負って入るなんて楽しくも何ともない!という気分になる。まあ体力がないということでもあるのだろうけど。
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シリンダーとBCDという浮きベストはちょっと遠いけどこんな感じ。
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シリンダーの大きさはこれでお分かりいただけるかしら・・・1本15kgくらい。
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重くて重くて、こんなことしたくない~と思いながらよたよた歩いていたが、胸くらいまでの深さまで来ると重さは気にならなくなる。波で足が取られるが、まずは背の立つところでスキルの練習。この日の限定水域講習でしたことはこちら。分かりやすいように日本語でアップするが、これは沖縄でもらったトレーニング・ログブックから。いくつかやったことはあるのだが、全部終わらなかったから何にもチェックがついていない・・・ちょっと悔しい記録。トレーニング・スキルの内容は万国共通で、めぎはこれに再び挑戦なのだ。
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↑これの左側下から2番目に出ている「部分的に水の入ったマスクのクリア」というのがこのセクションのめぎの難関。ダイビング中にマスクに水が入ることがあるので、それをクリア、つまりマスク(ゴーグル)の中にわざと水を入れて、その水を外に出す訓練をしなければならない。水中でマスクから水を出して空気を入れるにはどうするか・・・それは、ちょっと上を向いてマスクの上を手で抑え、鼻から息を出して水をマスクの下から外へ吹き飛ばすのである。空気はマスク内でもまず上へ行くから、水が下へ押し出されるという訳だ。ここで最も難しいのは、鼻から息を吸ってはいけないと言うことである。鼻から吸うと当然水を吸い上げることになるからだ。しかしそれが非常に難しいし、下手するとパニックになる。めぎはこれが沖縄でクリアできなかったのだが・・・と言うか、マスクに水を入れるというのがどうにも嫌でギブアップしたのだが、今回はここに至るまでに何度もイメージトレーニングしてきたので、なんとかやり遂げることが出来た。おお!これはいけるかも!?

と思った矢先、うちのドイツ人が上手く出来ないと言いだした。口から吸っても鼻からも吸い込んでしまうというのだ。あらら。何回か練習し、どうやらなんとかクリア出来たらしく(インストラクターがOKと言ったので)、続けてその他のスキルの練習。そして、そのまま海底を這うように泳いで少しずつ深いところへ。いつのまにか限定水域からオープンウォーターの講習に突入した模様。そこでもいくつかのスキルをやらされる。その内容はこちら。(限定水域というのは水深3mくらいまでの穏やかなところで、めぎたちは海だったが都市のスクールではプールでやる場合が多い。オープンウォーターというのは、上に何もない水域のことで、水深も5~18メートル。普通は海で行うので、日本語で海洋実習と訳しているのもある。めぎが取ろうとしているライセンスはオープンウォーターので、例えば海の中の洞窟とか沈没した船の中とかに入りたい場合はさらに別の資格を取る必要がある。)
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ここで、またもや「少し水の入ったマスクのクリア」をやらされる。浅いところで自信を得ためぎはすぐに成功!な~んだ、やり方が分かればたいしたことないじゃない、と思いきや、うちのドイツ人は・・・あ~れ~~~!どうやら水を吸い込んだ模様で、あっという間に海上へ上がっていった。おお~~昇って行っちゃう~~~インストラクターのおじさんは、手で「ここで待て」とめぎに指示し、追いかけて昇っていった。ありゃりゃ・・・何という事態。大丈夫かしら、うちのドイツ人。それにしても海底でめぎ一人って、凄いこと!耳も痛くないし、マスククリアも出来たし、わたし、いけるかも・・・それにしても結構長いなあ・・・上を見上げるとぼんやり二人の影が見えるような幻のような。ああ、このシーン、写真撮れればよかったな~ここ、何メートルくらいなのかな。うちのドイツ人、もう戻ってこないのかな・・・と思っていたらインストラクターだけが戻ってきて、上へ行くよ、と合図される。でも、浮上はうちのドイツ人みたいな大あわてではなく、然るべき速度で。上へ行くとうちのドイツ人はもう落ち着いていて、普通に浮かんで泳ぐことが出来ていた。鼻から水を吸ってしまってパニックになったとか。ああやっぱりね。まあでも、大丈夫だったようね。

これで午前中の講習はお仕舞いとなり、泳いで戻る。浅瀬に来ると今度は歩かなければならない・・・それがまた大変。だってシリンダーが重いし、浅瀬は足が取られる。よたよたで足の進まないめぎを見かねてインストラクターさんはめぎの器材を担いでくれたが(細くて小柄なのにシリンダー2本担げちゃうって、流石鍛えている男ね~)、うちのドイツ人は自分で運ばねばならない。それが彼には結構応えた模様・・・我々、ホント運動不足で体力無いのよね。

さて、やっと昼食に。お昼はバイキング。と言ってもこのお皿に載っているメニューしかないけれど、お代わりは十分。お昼休みもビデオを見せられ、次に習うスキルの確認をする。
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ここでログブックのサイン。めぎは限定水域1を終え・・・
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オープンウォーター1も終えた模様。
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そしてオープンウォーター1の詳細も。7.6メートルの深さに21分いたようだ。
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うちのドイツ人のログブックは、このオープンウォーター1が空欄のままだった。彼はマスククリアが出来なかったから、このセクションを終えられなかったのだ・・・明日もう一度やるよ、とインストラクターが言い、はーい♪と元気に答えたうちのドイツ人。まあ明日もう一度やればなんとかなるだろう。めぎだって出来たのだもの。でもやっぱり、初めてやるとこのマスククリアってキツイのね。いきなり出来ないのはめぎだけじゃないのね・・・とちょっと一安心。

お昼休み、ダイバーたちも一緒に昼食を取り、一休み。中国人とオーストラリア人が多かったが、一人フランス人も。右側のテーブルにこちら向きに座っているキャップを被って青地に黒の模様の短パンを穿いているのがめぎたちのインストラクター。英語ぺらぺらのマレーシア人というか、ボルネオ人である。ムスリムで、奥さんの写真はしっかりベールを被ったものだった。小さいお子さんがいて、お父さんは頑張って働かねば、というところ。以前は陸上競技をやっていたそうだが、足を痛めてダイビングに転向したそうだ。人に歴史ありという感じ。
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さて、昼休み後は過酷なものが待っていた・・・それはトレーニングではなく、出来るか否かのチェックなのだが、まず、この桟橋の先端から海へ飛び込む。飛び込むと言っても競泳のような飛び込み方ではなく、足から下へ落ちるタイプ。しかし、それがまずものすごく怖かった・・・写真で見るとそれほど高さがないが、海面まで2メートルくらいで、上から見るととても高い。飛び込んだ直後の呼吸などを必死にイメトレし、決死の思いで飛び込んで、大成功。
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そしてそのあと、水泳のチェック。ゆっくりで良いのだが、休まずに200メートル泳ぐか、300メートルシュノーケルで泳ぐかが出来なければならない。うちのドイツ人は水泳が得意なので、さっきの鼻から水吸い込み大騒ぎはどこへやら、涼しい顔であっという間に泳ぎ終わって休憩。めぎは200メートル泳ぎ続けることは出来ないので300メートルシュノーケルの方を選び、必死にクリア。なんとかできるとは思っていたものの、実際に300メートルシュノーケルで泳ぎ続けるということはしたことがなかったので、初の快挙である。しかしそのあとに最難関が待ち受けていた・・・10分間上向きに浮き続けなければならないのだ。背泳ぎのように上向きになって、シュノーケル無しで、もちろんライフベストも無しでただ浮いていろと言う。めぎは背泳ぎが苦手で・・・というのは、それこそ下手すると鼻から水を吸っちゃうから・・・10分間も浮いて呼吸出来るとはとても思えなかった。うちのドイツ人にはものすごく容易いことで、背泳ぎほど楽なものはないなどと言っている。海なんだし、何をしなくても浮いていられるとも。そんなこと言ったってぇ~ううううう・・・しかし、インストラクターのおじさんが凄く上手くコツを教えてくれて、めぎは楽に浮かぶことにすんなり成功し、そのまま10分間カウントしてもらったのだった。おおお~何という快挙!さらにそのあと、素潜りチェックもあったのだが、素潜りなど全く出来なかっためぎにそのコツを伝授してくれて、ほんの少し潜ることが出来たのだった!!インストラクターさん、凄い~~あなたは神様ですぅ~~めぎ、どこまでもあなたについていきます!

このときつくづく思ったが、師によってこれほどまでにやり方も達成度も違うものなのだ。沖縄では若い体育系バリバリのお姉さんが担当してくれたのだが、彼女にはスポーツ音痴のおばさんめぎが何に躓き、何が難しいのか、全く理解出来なかったし、理解しようともしなかった。ただ、できますよ~できますよ~もう一度やってみましょう~と言うだけなのだ。しかしこのインストラクターのおじさんは、めぎより一回り若いと言ってももうすっかりおじさんで、見たところ酸いも甘いも色々経験しているようで、人の立場に立てる。待つことも出来るし、その人に合わせて的確なアドヴァイスをすることも出来る。うーん、凄い。教える者はこうであらねば。この件につき、あとからうちのドイツ人に聞いた話だが、インストラクターさんは、めぎが是が非でも絶対にマスターしたいと言う意欲に燃えていて、だから教えることが出来たのだ、と言ったのだとか。たしかに、生徒の意欲にも大いに因るわよね~師というのはその意欲にちょっと手助けするだけでいいのよね。ホント、教える者はこうあらねば。

なにはともあれ、めぎにとって恐らく最難関のこの10分間サバイバルフロートというのとスキルのマスクの水クリアをパスして、これはいけそう!いける!!と思った一日目だった。めでたく300メートルと10分間もサインをいただけて、もうめぎは怖いもの無し。
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こうして講習一日目が終了。船でハーバーまで送ってもらい、ホテルに戻り、シャワーを浴びてラウンジで夕食。この日は大晦日でカウントダウンパーティーがあり、かなりへろへろだったけどそれにも一時間ほど行ってきた。
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以上が一日目の顛末。二日目に続く。

撮影: Xperia Z1、AW130、Nikon 1 V3 + 18.5mm(F1.8)
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