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泥炭地ミュージアムにて [エムスラント 2018年5月]

5月初旬の週末の旅のお話は本日最終回。

泥炭地ミュージアムには広大な敷地があって、泥炭地のかつての姿を見ることができる。
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めぎは今回記事の中でずっと泥炭地という訳語を書いてきたが、それが本当に合っているのかよくわからない。ドイツ語でMoorというのだが、辞書にはその訳語として湿原というのも載っている。湿原の植物の死骸が泥炭となり、泥炭の土壌の地域を泥炭地と言うようなのだが、ドイツ語ではそれを全部ひっくるめてMoorなのだ。
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泥炭を乾かせば炭としてエネルギー源となるわけで、20世紀初頭には難民を使ってたくさんの泥炭が生産された。最初は映像で見たような手作業だったのが、そのうちには機械も導入されていった。
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大きな機械が別棟に展示されていた。
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泥炭生産の様子を伝える貴重なフィルムも。記録って大事だなあ・・・これがなかったら、人々の労働の様子はもうすっかり忘れ去られていただろう。
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機械は大きくて結構な迫力があったのだが、例によって広角レンズを持っていなかったので、スマホで撮影した。でもこれじゃなんだか大きさが伝わらないわねえ。
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この銅像が普通の人の大きさ。この頃はビールを飲みながら仕事していたのかなあ・・・
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泥炭生産は政策として勧められ、それに伴って湿地は姿を消していった。その後泥炭そのものが見捨てられ、生き残りを模索したこの地方はリニアモーターカーの実験地になり、そんなあれこれで地域の活性化を試みたか少なくともお金が流れてきたのだろうが、結局はどれも上手く行かず、今はドイツ国内でも殆ど忘れられた土地として地の果てのような扱いとなってしまった。
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だからほとんど誰もいなくて、観光客も来てなくて、めぎたちは広い敷地を独占して楽しんだ。このすぐ近くのバート・ベントハイムのお城にはたくさんのオランダ人が訪れていたし、オランダのあの五稜郭みたいなBourtangeにもいっぱい人がいたが、この泥炭地ミュージアムには誰もいなかった。いたのは動物たちだけ。
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まあ、朝一で来たからかも知れないが。早起きはホント三文の徳なのだ。誰も来ないようなところを再発見して歩くのが好きなうちのドイツ人には大満足の旅だった。
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これ、ワラビよね?ドイツにもワラビがあるんだ!食べる文化はないけれど。
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最後に、やっとやっとカエルの姿を発見。見えます?
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↑上のをトリミング。カエルさんたち、元気でね。
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最後の写真を写したのが11時50分。これで旅を終え(何しろサッカーはもう終わっちゃったし・・・おんおん)、サクッと一時間ちょっとでデュッセルドルフに帰宅。日曜日の午後は自宅でのんびりゆったりと過ごした。以上でエムスラント地方のお話はおしまい。

撮影: D600 + 70-200mm(F4), Xperia Z5
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コメント 4

Baldhead1010

そういえば、アイルランドにもたくさんのワラビが生えていました。

動物も食べないみたいです。

人に見捨てられたおかげで泥炭地域は自然の宝庫になりましたね。
EUではネオニコチノイド系の農薬使用禁止に踏み切ったけど、日本は禁止しない。
そのために、ミツバチがどんどん死滅していっています(◞‸◟)
by Baldhead1010 (2018-05-27 04:27) 

Inatimy

機械の車輪は、人よりも大きいんですね〜。
最近は、「観光公害」って言葉もあるようで、
大勢の観光客が押しかけると、またそれはそれで問題になるみたいだし、
ほどほどって、難しいですよね。
by Inatimy (2018-05-27 05:41) 

YAP

私もこういうスポット好きです。
人が集まるアミューズメント系スポットよりも、はるかに興味あります。
せっかくこんなに整備されているのに、その面白さがなかなか伝わらないんですかねえ。
by YAP (2018-05-27 06:46) 

mimimomo

日本だったら、湿地や湿原って観光地になりますね^^
by mimimomo (2018-05-27 12:49)