友人の家の食事 [ハンブルク]

現在、2月17~20日のハンブルクの話を連載中。今日のお話は一泊目の友人の家でのこと。
ここは「めぎはいまここ」でお見せした、うちのドイツ人の友人夫婦の家のキッチン。左から冷蔵庫、棚と電子レンジ、調理台、電磁コンロ、その下は大きなオーブン、シンク、そして右側には大きな調理台とその下に大きな食洗機。

うちのドイツ人はこの家の奥さんの方とは高校時代から40年近く、旦那さんとは大学時代から30年以上の友人。この家に来たのはもう何回目かしら・・・彼らが旅行中に留守宅に泊まらせてもらったことさえある間柄。今回ハンブルクへ行ったのは義父の遺品整理の手伝いだったのだが、用事を果たすだけじゃなくてちょっと息抜きをしようということでここに寄らせてもらった。
「めぎはいまここ」にも書いたように、この夜奥さんの方が前々から用事があったので、食事は旦那さんがうちのドイツ人と一緒に作るということになっていた。こういうことができるのは、持ち寄りパーティが多いドイツならではということもあるし、長年の友人だからということもある。なんでもこの日は初めて作る料理の実験台になるらしい・・・

携帯からアップした写真と同じアングルだが、この日の材料はこちら。まず、牛の骨髄付きすね肉。

細かく切ったセロリとタマネギとにんじん。

ホールトマトとレモンとニンニクと葉っぱが平たいタイプのパセリ。

料理のお供はこちら♪

肉が大きく量も多いので、大きな鍋を二つ使う。まずはオリーブオイルにバターを温め、肉の両面を焼く。

焼き出してから、はねるねえ、エプロンでも使おうか、ということになって、調理台の下の引き出しから出したのがこのエプロン。何でもこのおうちに祖父母の代から伝わる年代物なのだとか。つまり、刺繍も含め祖母が手作りしたということ・・・クロス類はめぎ家にもうちのドイツ人の祖母の代から伝わるというものが何枚かある。やはり手作りだ。そういうものを見せられる度、ドイツ人って非常にものを大事にする民族だなあと感じる。

上手にひっくり返してますわ・・・

そして、取り出す際の共同作業。息もばっちり合ってますわ♪

それからその鍋で野菜を炒め・・・

そこへホールトマトを入れて20分くらい煮込み、そこへ牛肉を入れてさらに1時間半くらい煮込む。調味料は塩・胡椒・ブイヨン。

煮込んでいる間にGremolataとやらを作る。レモンの皮を摺り下ろし・・・

友人は「ちゃんとBIOだよ~」って。BIOとは自然・有機農法のこと。

それからニンニクとパセリをみじん切りにし・・・

全部混ぜる。この扇形の、面白い道具ね。

二人はとっても楽しそうに作業していた。

ちなみに先日シンクが意外と小さいというコメントがあったが、確かにドイツのシンクはこのキッチンの大きさに対しずいぶん小さい。それは、食洗機がこれほど大きいから。お皿やグラスやコーヒーカップ、ナイフ・フォークなどはもちろん、調理途中で使ったボウルもまな板も鍋も、全てこの中へ。

さて、あとは煮込む時間をひたすら待つだけ。1本目のスパークリングワインは終わり、2本目はめぎ家持参のこのワイン。

そうこうしているうちに用事を終えた奥さんが帰宅。先に作ってあったパンプキンスープを食べながら、牛の煮込みができあがるのを待った。

そして、ようやくできあがり。付け合わせは茹でたジャガイモとインゲン。

Ossobucoというイタリア料理。ふりかけみたいにかけたGremolataがピリッとしてフレッシュでいいアクセント。

それにしてもすごい量・・・食べても食べても終わらない感じ。ジャガイモは皮付きで茹でたのを食べる前に剥くのだが、結構皮の薄いジャガイモだったので、めぎはこのままいただいた。牛の骨髄は髄の部分が柔らかくなっていて、とっても美味しい。食べ終わるとその髄の部分が丸く抜け落ちて、骨がドーナツ上に残る。それは写し忘れちゃった。
ゆっくりゆっくり食べながらおしゃべり。ちょうどこの日にドイツの大統領が賄賂疑惑で失脚し、去年も人気の伯爵大臣が博士論文盗作発覚で失脚したばかりで、政治倫理のことが主な話題になった。政治と宗教の話は食事のマナー違反、なんて言うのはドイツでは通用しない。ドイツ人は政治の話が大好きで、食事だろうとお茶だろうと飲みだろうとよく議論になる。また、友人夫婦はめぎ家以上に旅行好きで、旅行先の話も多かった。彼らの旅行の豪勢さと言ったら本当に素晴らしく、自営業で時間の都合もつくしお金持ちで、去年行ったところはケニアにキューバ、一昨年はエクアドルに日本にアルゼンチン、それぞれ3週間から1ヶ月の旅。これはキューバ土産の葉巻。

そのうち一本を、写すのを忘れちゃったけどコニャックをいただきながら、4人でかわりばんこに吸った・・・Cohiba Siglo IVというもので、調べてみたら日本では一本3千円ですって~~~!!!めぎもちょっと吸ってみた。葉巻って煙草と全然違って全然煙くない。匂いも、お香を焚いているようないい香り。

こうして夜が更けていった・・・楽しかった♪
2012-02-23 02:00
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コメント(14)






おはようございます。
おいしそうなお肉^^
by Baldhead1010 (2012-02-23 04:51)
楽しそうなお料理。
それにしてもエプロンがそんなに長い間使われるなんて。
エプロン冥利に尽きますね。
by ちばおハム (2012-02-23 05:31)
手抜き無しの本格的料理、ワイン、葉巻、
ゆったりのんびり楽しそうなのがいいですね。
by manamana (2012-02-23 06:17)
友達が来た時のおもてなしの仕方が違ってて、面白いですね~。
一緒にエプロンして作って、しかも1時間半も煮込むものをメニューに選ぶなんて♪
自分に置き換えて考えた場合・・・
こんなに楽しげに作業できる余裕があるだろうか・・・なんて考えました。
バタバタして無理かも~。
by Inatimy (2012-02-23 06:35)
楽しそうな背中だな男二人!見ているだけで笑う。
混ぜている道具はスクレーパーかと思いきや、なるほど。カットボード他、皮むきひとつをとっても欧州産のキッチンツールは着眼点が違ってちょっとお遊びが入ってて、でも玩具じゃないのがいいよね。グレーターでシュリシュリするレモンの皮は、最近夢中になってサラダだ魚を蒸したのだに使っています。
しかしまー、キッチンカタログのように美しい、見事な厨房ですね。鍋磨きひとつから反省せねば。
エプロン、いいね。またマルタのやさしい刺繍を観ようかな。
by もんとれ (2012-02-23 06:54)
エプロンの秘密はこんな理由があったんですね。
初めて作る料理とのことですが、おいしそうですね。
これくらい手の込んだものを作れるとかっこいいですね。
by YAP (2012-02-23 08:09)
お料理の解説や作ってる様子、とっても楽しく読みました(*^-^)
食器洗い機大きいのほしいですよ~世界中を旅してまわるって夢みたいです。
by マリエ (2012-02-23 12:58)
友人のお宅のキッチンもぴかぴかですね。
二人で料理する姿が楽しそうです。
by luces (2012-02-23 17:30)
見たこともない料理道具ですね。葉巻タバコの味はいかがでしたか。
by たいちさん (2012-02-23 20:55)
このキッチンを日本であつらえたら高級自動車1台分になるでしょうね。こんなキッチンでホームパーティーって欧米って感じです!「葉巻」は吸ったことないですが、肺に入れない分、健康的で、リラクゼーションに良さそうですね。
by ぽりぽり (2012-02-23 21:36)
メイン料理はオーソブッコだったのですね~
とっても美味しそうですね~
本場ミラノでの付け合せはリゾットでした。
by miffy (2012-02-23 21:39)
骨髄つき肉も、気にしないのですね。そもそも、ドイツには、狂牛病なんて、ないのでしょうか?
それにしても、すごい台所ですね。沢山のお客さんが来ても大丈夫ですね。
by テリー (2012-02-23 22:52)
この葉巻、米国では禁制品なんですね。国際政治的理由で。
ドイツでなら手に入る..
by さとふみ (2012-02-24 17:41)
豪華なキッチン♪
こんなキッチンで料理できたら、台所に立つのが楽しくなるでしょうね。
by HIROMI (2012-02-24 21:25)